建築士会・熊本復興の家グループ くまもと型復興住宅 KH24フリープラン
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3LDKタイプ 木造平屋建 | 熊本県地産地消の家づくり推進事業 |
| 熊本県産材+庭木プレゼント利用 |
床面積 | 80.95u (24.4坪) |
本体価格 | 1300万円( 税別 ) |

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この住宅は、熊本地震により家が全壊し、復興住宅で益城の建築士会・熊本復興の家グループ相談会に来られたご家族の復興住宅です。
建築士会・熊本復興の家の特徴
1 地震や台風に強い家づくり
安心して暮らしていただくために、耐震等級は最高ランクの等級3を取得。等級3では、建築基準法で定められた耐震性能の1.5倍の性能です。
2 健康に良い家づくり
断熱仕様は、経済産業省が定めた*ZEH基準以上となっており、2020年に義務化される
断熱基準を超える仕様となっています。室内温度環境と省エネルギー性能が高い仕様で、
夏は涼しく、冬は寒さによるヒートショックのリスクを軽減することが出来きます。
*ZEH基準とは、外皮の高断熱化及び高効率な省エネルギー設備を備え、再生可能エネルギー
により年間の一次エネルギー消費量が『正味ゼロまたはマイナスの住宅』です。
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3 近所の人と交流のしやすい家づくり
南側の玄関と濡れ縁には大きな下屋があり、リビングより続きの濡れ縁となっている
ことで開放感をもたらし、さらにご近所との交流の場として利用して頂けるようなプラン
となっています。
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K様邸の敷地は南北に縦長く、北側が崖地になっているため地盤が悪いのではないかと心配されていました。
再建計画前に地盤調査を行い、安全が確認できた後、実際に現場で建物の大きさと位置を確認しながら施主と相談し、崖地から少し離した位置で配置計画しています。
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建設地である益城町の周辺環境に合わせ、東西側には木目調サイディングを使用しており、
全体的に落ち着いた外観デザインにしています。
玄関下屋は大きくはね出しており、玄関と濡れ縁の上部に設置しており、
日差しや雨の降込みを防ぐだけでなく、外観のアクセントとなっています。
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この住宅は復興住宅の3LDKプランとなっており、南北の和室の間に、
廊下を設け東側の洋室に行ける動線となっています。
施主と相談しコストを出来るだけ減額するために、洋室のサイズを6帖から5帖に変更、その他に和室を真壁から大壁に変更しています。
玄関正面の赤いクロスや、和室床の間の2色に貼分けたクロスは、施主と相談しアクセントカラーとして空間を引き立てるように計画した。
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開放感のある居間続きの濡れ縁があり、居間と和室は二間続きで使いがっての良い空間となっています。居間の床材はヒノキの無垢材(上小節)で、ぬくもりのある空間となっています。
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断熱性能が高く、高齢者にも配慮した高断熱仕様となっています。断熱性能が上がると、省エネ効果の向上やヒートショックのリスク軽減が期待できます。
また、サッシからの熱の出入りが多いため、アルミ樹脂複合+Low-E複層ガラスを使った断熱化も図っています。
小屋裏換気は、軒裏に吸気孔を設け、かつ棟部に排気孔を設ける仕様としています。この小屋裏換気を設けることで小屋裏内の熱気、湿気が滞留することなく速やかに排出され温度上昇の軽減が期待できます。
また、この事により小屋裏内の結露による木材の腐食を軽減させ、断熱材性能の維持とともに建物の耐久性を高める効果があります。
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建材は、すべて県産材で、その一部は熊本県木材協会連合会から抽選でプレゼントして頂きました。
和室の畳も同様に、八代東ロータリークラブから熊本県畳工業組合を通じて、復興支援プロジェクトとしてプレゼントして頂きました。熊本のい草から作られた高品質の畳を使用しています。
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台所や北側和室の掃出窓からは、益城町の景色が一望できます。 |
高齢者に配慮したやさしい設備、設計仕様で手摺や扉は引き戸を主に設置しています。
便所の扉は、折戸を設置しており、車イスでも使いやすい仕様にしています。
水廻りは使いやすさを考え、大きめの洗面台や浴室を採用しています。
台所や北側和室の掃出窓からは、益城町の景色が一望でき、落ち着いた空間となっています。
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主要用途 | 専用住宅 |
工期 | 平成 29年 6月 7日〜平成 29年 9月 7日 |
構造形式 | 木造 平屋建 |
敷地面積 | 484.54u (146.5坪) |
床面積 | 1F 80.95u ( 24.4坪) |
用途地域 | 市街化調整区域 指定なし |
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